NY金は三角保ち合い上抜け失敗も今年の上昇トレンド維持へ

NY金は三角保ち合い上抜け失敗も今年の上昇トレンド維持へ 2016年9月11日
昨年12月以降の上昇トレンドが続くNY金相場は、8月初旬からは短期下落トレンドとなり、1週間前には昨年末来の下値サポートライン付近で反発し、長短合わせての変則的な三角保ち合いを形成していました。
その後、6日の米8月ISM非製造業景況指数が予想外の大幅下振れとなったことを受けて急騰すると、この変則三角保ち合いを上抜けました。
しかし、その流れも続かず、9月FOMCでの利上げの可能性も含む早期利上げ観測再燃に伴い失速、再び三角保ち合い圏内へと反落。
テクニカル的には90日移動平均線と5月末から7月高値までの38.2%戻しライン付近で反発、一目均衡表の雲の上限と転換線、基準線もまとめて上抜け。
しかし、この流れも続かずに雲の上限、基準線を下抜けへと反落、転換線で下げ止まった状態。

FRB当局メンバーのタカ派発言も目立ち始めた状況でも、今のところは下げ幅も限定的。9月利上げに対する織り込みと警戒感も高まらない状況を示しているようにも見えます。

FRB側としても、市場の12月利上げの織り込み度合いが50%台にとどまる現状を懸念し、徐々にその織り込み度合いを高めようとしているのではないか、とも想定できそうです。
9月利上げの可能性は極めて低く、しかし9月FOMCでは年内利上げの可能性が高い、という見通しが示されるのではないか、とも思われます。

そう考えると、少なくともFOMCまでは昨年末からの上昇トレンドのサポートラインを維持する可能性は高く、その後は下方ブレイクの可能性も警戒されます。
ただし、38.2%ラインや90日移動平均線、一目の雲の下限など複数の下値サポート水準候補も存在し、大きく水準を切り下げるような展開は予想し難いところです。

現状維持予想の9月FOMC通過後、しばらくは1300ドル台前半を中心とするレンジ相場が続くのではないか、と予想します。

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