トランプ相場の半値戻し達成のNY金、三役好転で月末1280ドルも

トランプ相場の半値戻し達成のNY金、三役好転で月末1280ドルも
トランプ相場の巻き戻しの流れが続くNY金相場は今週、半値戻しとなる1230ドル台に到達。トランプ相場スタートの日以来、3カ月ぶりに90日移動平均も上抜け、一目均衡表の雲の上限も上抜けて三役好転。安倍首相とトランプ大統領との首脳会談が行われた週末時点でも、1月末に再開した上昇トレンドを維持する状態となっています。
11月9日以降のトランプ相場では、リスクオンの株高ドル高の流れが進行し、安全資産の円や金は売られる展開が続きましたが、年明け以降は調整局面入り。というよりはリバース状態となり、トランプ政権誕生を経てマイナスイメージが強まるリスクオフ傾向のドル安で円や金は買われる展開が続きます。
「トランプ相場=ドル買い金売り」から「トランプ相場=ドル売り金買い」へと転換してしまったような状況です。

この週末にかけては、トランプ大統領の減税に関する発言もあり、リバース前のトランプ相場再開を思わせる局面もありましたが、今のところはそれも長続きはしない状況となってういます。
金融市場が期待するトランプ政策の一つでもある大型減税に関しては、財政出動によるインフラ投資も含めて議会での2018年度予算審議を経て始めて進行する事案。
手当たり次第に乱発される大統領令だけでは実現し得ない政策であり、その実現に向けては相応の時間を要することになります。

2月末にも予定される議会での大統領演説で、減税に向けた具体的な提案、説得力のある内容が示されなければ市場の期待感剥落にもつながりかねません。
少なくとも、それまでに市場の期待感をつなぎとめるようなツイートや発言がなければ、大きな流れが変わる変わる可能性は低いと想定されます。

リバースした2017年のトランプ相場が今後もしばらく続くようなら、NY金相場は三役好転状態を維持し、2016年のトランプ相場の61.8%戻し、さらには右肩上がりのサポートラインが2月末に向けて到達する76.4%戻し付近、1280ドル辺りまでの上昇もあり得るかもしれません。

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