52週線との攻防続くNY金、三角保ち合い上抜けへの攻防も延長戦
週末のシリアへの米軍事介入、米3月雇用統計の予想外の下振れなどを受けてNY金は一時1270ドル超えへと急騰しましたが、これを維持することはできず、日足でも週足でも長い上ヒゲを残す形となりました。この結果、週足では2月以降、52週移動平均線を完全には超えられない状態が続きます。
2016年夏高値圏から2月末高値を結ぶ上値抵抗線をわずかに上抜けた形にはなりましたが、今週の上ヒゲ高値を通過する形で抵抗線を引き直すこともできそうで、むしろこちらのほうがしっくりきそうなラインとも言えそうです。
という訳で、中期的な三角保ち合い上抜けをかけた攻防も、延長戦に突入したような状況となってきました。
週足・一目均衡表では、基準線を転換線がゴールデンクロス、その上にロウソク足が位置し、雲の中での推移、遅行線はロウソク足との揉み合い。一役好転、二役は好転に向けての攻防中、という状態。
ただ、MACDはマイナス圏でシグナルラインをゴールデンクロスした状態を維持して0ライン超えへと上昇、強気相場入りも示唆する状態に。
当面の課題は1260ドルで横ばい推移中の52週移動平均線超え、ということになりそうですが、さらに中期三角保ち合い上抜け再トライに成功すれば、雲の上限1295ドル近辺が当面の上値目安となりそうです。
逆に、抵抗線にぶつかって長い上ヒゲを残した状態からの反落基調が続くようなら、雲の下限1211.5ドル近辺が当面の下値目安にもなりそうな水準に。
この程度までの下押しで、再度三角保ち合い上抜けと雲の上限トライへと向うような展開となれば、例え6月利上げの可能性が高まった場合でも、1200ドルを維持する可能性も高まりそうです。
フランス大統領選に向けての警戒感が徐々に後退するなか、シリア情勢を発端とした米ロ関係の悪化や、北朝鮮対応や貿易絡みで米中首脳会談を経て「大きく前進」したはずの米中関係に不透明感が漂うことにでもなれば、利上げの度に安値を切り上げるNY金のアノマリー持続の確率も高まることになります。
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逆に、抵抗線にぶつかって長い上ヒゲを残した状態からの反落基調が続くようなら、雲の下限1211.5ドル近辺が当面の下値目安にもなりそうな水準に。
この程度までの下押しで、再度三角保ち合い上抜けと雲の上限トライへと向うような展開となれば、例え6月利上げの可能性が高まった場合でも、1200ドルを維持する可能性も高まりそうです。
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